ロマンチックでピクチャレスクな建物
サンディエゴ市で最も市民に愛され、ポストカードの写真にもなる建物群は20世紀の初頭に活躍したアメリカの建築家たちが、西欧や地元の伝統的様式を解釈してデザインしたものです。しかしながら興味深いのは、これらの様式がその成立の目的から離れ、市民のための博物館や宴会場の建物のデザインとして取り入れられているところです。大学や庁舎、裁判所などの公共建築の多くがこの時代に同様な様式建築として造られました。
左側の写真の建物は、Bertram Goodhue設計による「California Building」で、中央にそびえるタワーはサンディエゴのシンボル的存在ですが、建物自体は人類博物館として使われています。右の写真正面の左側の建物は、Wheeler Wimer設計による「Casa de Balboa」で美術館・博物館として使われています。正面右側の建物は、Carleton WinslowとRichard Requa設計による「House of Hospitality」でレストランとして運営されサンディエゴ市民に人気の宴会場として使われています。
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