バルボアパークのボタニカル・ビルディング
サンディエゴのバルボア・パークは、ニューヨークのセントラル・パークに比肩される、アメリカを代表する都市公園です。その設置と整備は19世紀後半に始まりましたが、パナマ運河開通を記念して1915年に開かれたエキスポジションを機会に、公園の中心地区に記念すべき建物群が造られました。このボタニカル・ビルディングもその時に建てられたもので、当時においては世界最大の鉄骨補強木製ラティス構造の建物でした。
でも良く見ると、建物の外壁と屋根である木の格子の間には何も入っていないのです。雨も風もそのまま通り抜ける建物なのです。ヨーロッパなど北国のの植物園にある温室(コンサバトリー)とは異なる構造ですが、これも気候温暖な南カリフォルニアの地に建てられた建物だからでしょうか。
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