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2006/03/12

高気密・高断熱住宅と自然エネルギー住宅の違いとは?

☆ご質問007☆

高気密・高断熱住宅と自然エネルギーを活用した住宅の違いは何でしょうか?

☆回答はこちら↓

高気密・高断熱工法と自然エネルギー活用システムの違い

 建物の断熱・気密化の目的も、自然エネルギーの活用も、人と環境に低負荷な家をつくることという点では目的は同じです。断熱・気密化は省エネルギーと長持ちする家という効果と同時に室内の温熱環境を住む人にとって快適に保つという効果もあります。自然エネルギーの活用は太陽光、風、地熱、水(蒸発)など、その対象によって方法も様々ですが、主に圧倒的に他に比べてエネルギー量が大きい太陽光の活用方法により様々なシステムが開発されてきました。断熱・気密化は今日の住宅では必須となりつつあり、1992年に新省エネルギー基準が、そして1999年には「エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)」に基づいて「次世代省エネルギー基準」が制定されました。自然エネルギーの活用に関しては、電力やガスや化石燃料の代替手段とも言えますので、それを積極的に導入するかどうかは任意となる場合が多いようです。パッシブヒーティングによる太陽熱活用の他に、パッシブクーリングとしては、日射遮熱による受熱防止、通風による排熱、自然の冷熱源(夜間冷気、夜空への放射冷却、雨水による蒸発冷却、大地への熱伝導、地中冷熱の利用、夜間外気の導入、植栽、水分蒸発)の利用のほか、放射量の多い屋根面に放射率の高い建材を選定し、その建材の裏面の冷気を室内に取り入れることにより冷熱源の利用を図ったり、また夜間外気を屋根下部から導入したりして、より効果的な自然冷熱源の利用を図る手法も考えられます。

 建物の断熱・気密化にも工事費がかかりますが、自然エネルギーの活用も建設時に設備や建築に追加費用がかかり、光熱費など維持管理費の低減により償却するにはまだ相当の期間がかかります。したがって、家を新築するに当たっては、まず断熱・気密化を図ることを考え、それにプラスアルファする形で自然エネルギーの活用システムの導入を考えるべきと思いますが、実際には相乗する形での工法が多く考案されており、複合化されて建築構造と一体的なシステムとなっている場合が多いようです。

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http://www.pdsi.co.jp

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